::
数年前の避難訓練反省会の時に、「今の訓練は避難所に避難する事を強制しており、それ以外の選択肢認めていない」という発言をされた方がいらっしゃいました。
その当時は団体行動による統一的な避難行動は当然だと思っており、それ以外の選択肢を考える知恵も余裕もありませんでした。今から考えれば、何も考えずに通り一遍の団体行動を押し付けていた自分が情けなく思います。
その後。災害発生毎に繰り返される非衛生的で不健康な避難所の雑魚寝スタイルやトイレの汚さが問題になり、車中泊や親せきのつてを頼る避難行動が大幅に増えています。最初からホテルや旅館、民宿などを自治体が借り上げて避難させるスタイルも一般化してきました。
そこで問題となるのは、実際の避難行動はどうするのが正しいのかという極めて実戦的な課題です。
【事例1】安否確認→危険が迫っているので勝手に避難する
これはAIのアドバイスにも例示されていますが、実際には海岸沿いの津波対の場合は考えられますが、駒場団地でこれほどまでに切迫する事態はほぼ想定されません。
【事例2】隣近所に声をかけあう→避難者が自分の考えでバラバラに【避難所・自家用車車中泊・親戚の家に避難】に向かう
なんとなく隣近所から声をかけられると、親戚の家に行くとは言いにくく、しかたなく避難所に行くケースもあるものと考えられます。車中泊とするのも周囲に言いにくいでしょう。いったんは避難所にみんなで向かうが、着いてみると雑魚寝スタイルでトイレもプライバシーもなく非衛生的なので他の選択肢を考えることになると思われます。
【事例3】地震等で倒壊やけが人などが多数発生している場合
とりあえずは身内のけが人の救助・救出に専念する家族と何とか手伝える人が周囲に取り囲むも、事態が深刻であればただ見つめるだけ。夜になる前に食料と泊まれる場所を探してとりあえず避難所に逃げ込む。避難所でも自家用車の中でも休めるところがあれば、そこで食事や睡眠をとる。
皆さんは上記の想定メモに対して、どのような対応をするでしょうか? それぞれどのような課題・問題点が考えられるでしょうか?